ライフサポーターの集い
中央防波堤埋立処分場見学記
危機管理専門委員会 稲葉浅治    
 危機管理専門委員会では今年度環境問題の一環として、ゴミ問題を取り上げて勉強しているので、 ゴミ埋立処分場見学を中推協行事として実施した。
中央防波堤埋立処分場  見学会は平成19年11月13日(火)に行われた。午前9時30分に竹芝小型船ターミナル待合室に15名の参加者が集合した。 最初に海上より処分場を見学することなり、午前9時50分新東京丸に乗り込んだ。この船は東京港を見学出来る東京都の視察船で 内部には30人位座れる大きな円卓が中央に据えられ、立派な椅子に座ると自ら姿勢が正しくなるようなムードが漂っていた。
 雲ひとつなく晴れ渡った空に海面も青く映え、揺れることもなくクルージングを楽しめた。船がレインボーブリッジをくぐり抜けてゆくと、 右手には埠頭の巨大クレーンが、左手にはお台場の高層建物が見え、前方には羽田飛行場を発着する航空機が大きな姿を見せて飛んでいた。 やがて船がUターンする辺りから処分場が見えてきた。かつて夢の島と呼ばれていた区域もあったように、高さ30m位の島である。 現在東京23区内の埋立処分は中央防波堤外埋立処分場及び新海面処分場で行われているが、後40〜50年で満杯になると言われている。 船が進むにつれ、アスベスト処理場、PCB無害化処理施設、焼却灰溶融施設、ペットボトルリサイクル施設、 廃棄プラスチック焼却施設等が現れた。船上での説明役(ポートガイド)による約1時間に亙る切れ目ない名調子の説明に聞き惚れているうちに、 午前11時頃出航地の竹芝小型船ターミナル港に戻った。
 この後待機していた大型バスに乗り、昼食場所のテレコムセンターに移動し、5階レストランで昼食休憩となった。 昼食はバイキング(男性900円、女性800円)で、広々とした眺望を楽しみながら、ゆっくりと食事をした。
 12時30分にバスで出発し、午後は陸上からの埋立処分場見学へ向かった。過去には23区で収集されたゴミがそのまま埋立処分されていたことも あったが、現在では可燃ゴミは焼却した灰を更に溶融処理し、不燃ゴミや粗大ゴミは各々の処理センターで破砕、 金属回収処理をし埋立量を最小にする作業が行われている。この様に処理された最終廃棄物が種類別に定められた場所に、 コンテナー車やダンプカーで運搬され、ブルドーザーで敷均し、整形、転圧されていた。
 廃棄物の山が約3mの高さに転圧されると、その上を約50cmの土で覆うという作業が繰り返されて、 高さ約30mの島が誕生するのである。処分場の山に鉄パイプが林立していたが、これは廃棄物から発生するメタンガスを抜く為のものであった。 又処分場からの浸出水についてはそのまま海へ流し出すのではなく、集水池、調整池、排水処理場で浄化して下水道に放流され、 更に下水道処理が行われるシステムになっていた。
中央防波堤埋立処分場 既に埋め立てが完了した内側埋立地では高さ44mの風車が設置された東京臨海風力発電所を見学した。 年間約250万kwhの発電量が計画されているが、当日は微風状態で、発電可能な5.4m/sに達していなかったので風車は空回りしていた。 その後東京都中防庁舎に赴き、展望室より埋立処分場及び付近の廃棄物処理施設の案内を受けた後、 ゴミ問題に関するビデオ説明と質疑応答が行われ、午後3時半頃見学会が終了した。
 今回の見学会を通して感じたのは、やはり一人一人が3Rを実践することの大切さである。即ち@リデュース (ゴミになるものを減らすこと)Aリユース(使い終わったものを捨てないで再び使うこと) Bリサイクル(もう一度資源として活かして使うこと)であり、私達も日常生活においてゴミの減少、分別の徹底を心がけたい。
(C)NPO法人東京都中高年福祉推進員協会

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