![]() |
|
折田 陽四郎
アジアからヨーロッパへの2大陸横断:インターコンチネンタル:マラソンが2007年10月28日に開催されるとのニュースに接して、
新たな境地を求め勇躍、チャレンジしてみた。やはり両大陸は雄大で、アジアとヨーロッパを結ぶボスボラス大橋も
1.5kmに及ぶ壮大なもので目を見張るほどの大きさであった。
その大橋を10万人ものランナーがアジア側からヨーロッパ側へ、延々と長い帯のように走り抜けた。このボスボラス大橋は交通の
要塞であるため、普段歩行は禁止されており、本大会のため開放されるのをチャンスととらえ、
一般市民や旅行者がウォーキングを楽しむ光景がここかしこに見られた。
またそんな人々を、目当てに土産や食べ物の露天をちゃっかりと開いている商人達の姿も数多く見られた。
大会は、総額1億3千万円の賞金が設けられ、有名なニューヨークマラソンに次ぐ額である。
1位賞金は6万ドル、2時間20分を切れば、300ドルということであった。
因みに、今大会の優勝者デビッド マニュエル選手のタイムは2時間10分56秒。
上位のレベルは、ケニア、エチオピア、ロシアなど相当高いと思われる。大会翌日が建国記念日と言う事もあり街中は、
国旗の小旗を振る人々であふれかえり、マンモス大会を盛大な祝祭日のように楽しむ人々の声援が心地よかった。
また、声援もトルコ語、英語はもちろん、イタリア語、スペイン語等も乱れ飛び、楽しいものであった。フルマラソンの他に15km、8kmの部が説定されていた。私は1000人ほどが出場したフルマラソンにエントリーした。 全く見慣れぬコースで地面も硬く戸惑うことも多かったが、どうにか体調もくずさず、3時間9分タイムには不満が残るものの
全体の85位ゴール。50歳代クラスでは、準優勝となり、まずまずの結果となった。
ご存知のようにローマ時代、オスマントルコ時代等、豊かな歴史に彩られたコースの中を、ほとんどが外国人ランナーという状況で、
彼らと並走しながら、全くの異文化の遺跡群や美しい海を眺めたことは、日本での大会と一味も二味も違う体験となった。
特に、ローマ時代の水道橋やイスタンブールに点在するアヤソフィヤ等のモスク群、トプカプ宮殿、ビザンチン王国の見事な城壁等、
目にするものそれぞれが魅力的であり、魚市場のバザールから漂う魚の匂いさえも異国情緒があり、忘れがたいものとなった。マラソンが万国共通語のスポーツの中で最もシンプルなスポーツだからこそ、また選手全てに言えることだが、 常日頃の地道の積み上げがあればこそ、このような国際大会の貴重な体験は、豊かな味わい深いものとなったのだと思う。 |
|
(C)NPO法人東京都中高年福祉推進員協会 |