ライフサポーターの集い

第37回中推協会員による研修会
シニア時代の生きがいづくり、仲間づくり

森 下  剛    
現在 日本においては65歳以上の人の総人口に占める割合は約21%、2050年には約40%になると予想され、 高齢化が急速に進んでいます。また、団塊の世代(1947〜1949年生まれ)が2007年より60歳を迎え、 数年後には大量の定年退職者が出てきます。"人生80年時代"と言われる昨今、定年後の寿命は約20年になります。 この約20年を生きがいに満ちた充実したものにするには、どうすればよいのでしょうか。 私自身の体験から"生きがいづくり、仲間づくり"について実践例を挙げながらお話しします。  森下剛氏
1.生きがいとは
生きがいは(1)働きがい(2)やりがい:趣味、スポーツ、ボランティア活動など (3)居がい:家族との団欒など、の3つにわけられます。
また、仕事が生きがい、趣味が生きがい、 家族団欒が生きがいなど(1)対象を指す場合と生きがい感、充実感など(2)精神状態を指す場合があります。
2.生きがいを支えるもの
生きがいを支えるのは経済と健康です。リストラ等で経済的に困窮になり、収入が断たれれば生きがいは中断されますし、 健康面で病気になっても、その生きがいは、今まで通り出来るとは限りません。 健康面でも@身体的健康A精神的健康だけでなくB社会的健康も必要です。
定年と同時にとじこもりの人が5%、 とじこもり気味の人が15%との調査があります。この方は社会的健康とはいえません。 社会的健康であるためには、積極的に外に出、出会いの場に参加することです。 そこにはシニアの方が生きがいづくり、仲間づくりを求めて多数参加されています。
3.仲間づくり5ヶ条
(1) 出会いづくり:県市区町村が実施している生涯学習講座などに進んで参加することです。 そこでの出会いがその後の人生をより充実した豊かなものに変えます。 また、中学、高校など学生時代の同級会に出ることです。久しぶりに会って、気楽に本音の話が出来、 旧交を再開することにもなります。出会いは人を変えます。
(2) 職歴、学歴などを言わない。自慢は特にしない。
(3) グループに入って何かをする時は、仕事と同じく責任をもって義務を果たすことです。
(4) 強いもの(特技)を持つ。これで仲間との活動をリードすることで仲間の信頼と尊敬を得ることになり、 活動がよりやりがいのあるものになります。
(5) 守秘義務:活動で知りえたプライベートなことは他に話さないことです。
4.生きがいづくり、仲間づくり 実践例
(1) パソコンボランティア(NPO法人 MICS)
(2) シニア対象講座の企画・実施・講師担当(かながわシニア塾)
(3) 防災関連講座・イベントの企画・実施・講師担当(防災塾・だるま)
(4) 生涯学習グループ(わいわい広っぱ):生涯、学ぶ喜びと、遊ぶ喜び、教える喜びを共有するサークルです。
(5) 国際交流(モンゴルの午後):モンゴルの魅力を探求し、市民交流を通じて、心にゆとりある生活の実現をめざし、 日本とモンゴル両国の相互理解を深め、親睦を図っています。
(6) 人材バンク(ちょっと先生)
等などのグループに入り、素晴らしい仲間と人生をエンジョイしています。 どのグループも"学習する組織"であり、組織が成長しており、会合に参加することで自己の成長を実感し、 自己実現を確認することが出来ます。
"生きがいづくり、仲間づくり"のためには出会いの場に積極的に参加する勇気と自己の人間的魅力、 人格向上に努めることが肝要です。
(C)NPO法人東京都中高年福祉推進員協会

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