ライフサポーターの集い

佐久間良子さんと私
稲葉 浅治    
佐久間良子さんにお目にかかる
 私が佐久間良子さんにお目にかかったのは、平成20年9月18日のことである。 写真、映画、テレビ等ではいつも拝見しているが、実際にお会いしたのは初めてである。 お目にかかり改めて佐久間良子さんの美しさ、優雅さ、気高さに見とれてしまい、思はずその魅力に引き込まれた。
 私が何故佐久間良子さんにお目にかかることができたのか、不思議に思われるかもしれない。 その日は石川県粟津温泉「法師」において、「折句大賞発表会」があり、佐久間良子さんがゲストとして出席され、 私は折句作句者の一人として出席したことによる。
折句と「法師」
  「法師」は養老2年に開湯されてから伝承1300年を経て、ギネスブックに世界最古の名宿として認定されている旅荘である。   現在は46代善五郎氏が当主として務められているが、宿泊されたお客様の名前を折り込んだ句(五、七、五、七、七)を作られている。   例えばヤンキースの松井秀樹選手にはー満塁で、ツイー追加点だよ、   ーヒット打つ、ーでかい仕事を、   ーきっとやります。   これに着眼して、社団法人日本産業退職者協会が機関誌において折句募集を主催し、共催「法師」,後援石川県、北国新聞、   北陸放送ということで全国から応募があった。   この際、名前をお借りしたのが、機関誌巻頭インタビューに登場された佐久間良子さんだった。   私は折句を作るのは初めてであったが、思い切って応募してみた。
私の折句−佐久間良子さんのお名前を拝借−
 サクー桜花、ーマドンナの花、 ー酔わせ花、ー幸福な花、ー恋される花、
選者の法師当主の選評では、花をうまく詠み込んで作られたので「特選」にしたとのことである。
いずれにしても、生まれて初めて作った折句で、しかも全国より三百数十句投句された中から十句の 「特選」に選ばれたので、とても信じられなかった。しかもこの「特選」には粟津温泉「法師」と 片山津温泉の「ホテルアローレ」の一泊二食付きペア宿泊券が副賞として付いていた。
折句大賞発表会
 9月18日の折句大賞発表会は「法師」の大ホールでおこなわれ、主催者、表彰者、折句関係者、 地元関係者に加え北国新聞、北陸放送の記者、カメラマン等大勢の人が参加した。
 先ず、第一部の「表彰式」では、主催者挨拶、来賓挨拶に続き、入選者発表と表彰がおこなわれた。 次いで佐久間良子さんが感想を、和服姿がとても美しく、さすが大女優という感じであった。
 第2部の「茶話会」は、落ち着いた大広間に会場を移し、打ち解けた雰囲気で行われた。 最初に佐久間良子さんのお話があり「私の名前を折り込んだ立派な句が寄せられ、とても感激しております」との お話が、近況報告では「今年12月にニューヨークで書の個展を開催するため、その制作に打ち込んでおります」とのことであった。
 佐久間良子さんは映画、演劇、テレビ等で日本を代表する大女優として多忙な日々を過ごすなか、 白と黒の醸し出す「書」の芸術に魅せられて、日展入選、毎日新聞社賞等を受賞されている。
 美人にして大女優、そして書の達人と天は何物を与え賜えるのであろうか。しかし先程の表彰式での正式挨拶とはまた異なる、 いわば素顔ともいえる佐久間良子さんに接し、落ち着いた口調と人柄に参加者一同ため息をつきながらお話に聞き入った。 茶話会終了後、有志からの色紙揮毫や記念撮影にも笑顔で応じられる佐久間良子さんに深い親密感と感銘を覚えた。
 私達夫婦は、その後純和風旅館、洋風近代ホテルで宿泊し、加賀温泉郷の旅を楽しみ帰郷した。
            美貌と書 天は二物を 与えられ
            和と洋と 加賀の名宿 二人旅
            新婚の 旅思い出す 夫婦膳
(C)NPO法人東京都中高年福祉推進員協会

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