ライフサポーターの集い
大往生専門委員会
「ライフプランと大往生 〜如何に生き如何に死ぬか〜」
寺井 健二   
一.開口一番(はじめに)
最近、映画『おくりびと』が、アカデミー賞外国語映画部門でオスカーを受賞し、 死の問題が、有る意味では市民権を得ました。それほど、私たちは、死を汚らわしいことと、遠ざけて生活しています。 今、お花見シーズンですが、良寛が「散る桜 残る桜も 散る桜」と詠んだように、死を厳粛な人生の過程と考えて、 日々を有意義に過ごさないと、本当のゴールが来たとき、慌てるのではないでしょうか。 私たちは、既に130回の会合を重ね、自然体で死の問題を色々な角度から話題を提供し合い、論じながら、 年々変わって行くトレンドなど重要な情報を蓄積し、共有してきました。外部講師として、複数回、講演依頼にも応じてきました。 原点は「死後の届出・手続き」から出発しましたが、それは、大往生のごく小部分でしかありません。 今日は古の人々が、どう生きたかを、また死についてどう考えていたかを考える機会としたいと思っています。
二.温故知新(むかしのちえ)
辞世の句、墓碑、臨終の詞など多くの中から、勝手に選びました。添付資料を参照していただきながら、味わいたいと存じます。 (ここでは内容は省略しますが)、登場人物の名前だけ列挙します。 在原業平、西行法師、山岡鉄舟、三遊亭円朝、高杉晋作、良寛、内田百聞、吉田松陰、お市、柴田勝家、石田光成、柳生石舟斎、 正岡子規、細川ガラシャ、上杉謙信、ペスタロッチ、島村抱月、有島武郎、石川達三、泉 鏡花、伊藤 整、大宅壮一、織田信長
三.前後際断(いまがだいじ)
孔子、兼好、良寛は個々に死の考え方を遺しています。紙面の関係で大事な部分のみを転記します。 結局、今の生を一番大事にしなさいと言うことです。
孔子(前551−前479)「未だ生を知らず、焉んぞ死を知らんや」(論語、先進12)
吉田兼好(1283?−1353?)「・・・死は、前よりしも来たらず、かねて後に迫れり。・・・」
良寛(1758−1831)「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬる時節には死がよく候。是はこれ災難をのがるる妙法にて候」
四.落葉帰根(おわりに)
「今をどう生きるか」は夫々に皆さんの考え方があると思いますが、私の考え方は「日々感謝して、笑顔で過ごし、 物事を比べない(許す、肯定する)」。
 最期に、私案四字熟語<遊心愉生>をお示して終わりたいと思います。ご清聴有難うございました。
(C)NPO法人東京都中高年福祉推進員協会

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