ライフサポーターの集い

1.遍路とは?
 1995年2月19日より3月20日まで四国八十八ヶ所を歩きました。 四国遍路は弘法大師空海が修行したというゆかりの地を巡るもので、歩程全長約1400キロにもなります。 アナログな旅は歩く事で連続して廻るという意味です。四国では、歩き遍路はおへんろさん、お四国さん、お四国大学などと呼ばれ、人生修行の場と言ってもいいでしょう。
 順打ちは、徳島(発心の道場)→高知(修行の道場)→愛媛(菩提の道場)→香川(涅槃の道場)の順に廻ります。 また逆廻りを逆打ちといいます。歩き方には、1度に全コースを廻る「通し打ち」、少しずつ廻って繋げる「区切り打ち」があります。 昔木札を打ちながら廻ったため、「打ち」といわれるようになりました。
 遍路とは一度かぎりの新しい出会いの体験で、出会ったときが別れだぞと言われます。

2.なぜ歩くの?
 歩く目的は人それぞれです。信仰、観光、健康、四国路は自己の生き方と向き合うための道場、自己の再発見などです。 四国の自然の中を自分の足で毎日歩くことで、心と身体を生き返らせることができます。 そして人まかせのグループ歩きより、何もかも自分で決めて行く独り歩きが目的にかないます。考えないで歩くことで無になるのです。
 愛媛県生涯学習センターが遍路に出た理由のアンケートを取りました。
@先祖の供養 A自分探しの旅 B自分の健康や家族の問題 C信仰・修行D精神修養 E観光 F定年退職G身近な人の死や病 H仕事上の問題 I友人・恋愛問題 などでした。

3.遍路のまめ知識
(1)キーワードは…… 出会い、相互合掌、捨て身の充実 です。
(2)服装は…… 金剛杖、菅笠、白衣、お袈裟、札ばさみ、ずた袋、念珠 など。
(3)宿泊は…… 宿坊、民宿、旅館、ホテル、ビジネスホテル、国民宿舎、善根宿、野宿など。

4.お接待とは
(1)お接待とは……地元の人がお遍路さんのおもてなしをすることです。
(2)お接待の内容…… 物品の提供、金銭の提供、行為の提供があります。
(3)お接待を受けた時……ありがたく受けます。断わってはなりせん。そして自分の住所氏名を書いたお札を手渡します。

5.ご利益(愛媛県生涯学習センターのアンケートより)
@心が安らかになった Aこれまでの人生や自分を見つめ直すようになった B気分が明るくなった C健康保持に役立った  D不平不満が少なくなった E生きがいを感じるようになった F周りの人々との人間関係が良くなったなどという回答が出ています。

  八十八ヶ所歩き遍路はいろいろ貴重な忘れ得ぬエピソードを体験できました。

                                    (文責:新田)
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