ライフサポーターの集い
第27回中推協会員による研修会 私とスリランカ
講師 佐藤 征義
講演中の佐藤氏
 4月の研修会は、副会長の佐藤さんを講師に、「私とボランティア」のテーマで、 4月27日(水)午後6時から大崎労政事務所 南部労政全館の会議室で開催されました。

 約2時間にわたる講演のあと質疑を行いましたが、講演の内容は、「1.ボランティア活動」 「2.インド洋津波被害と救援活動」が柱で、 要約すると以下のようになります。特に、スリランカのインド洋津波被害の現地視察の話しでは、 羽賀事務局長の液晶プロジェクターで、現地の被害の生々しい状況が写されました。

 「1.ボランティア活動」では、40年間勤務した東京都を定年退職した後、社会貢献をしようと考えて、 「(財)日本シルバーボランティアズ」に加入し、平成9年にスリランカに行ったのがきっかけで、 インド洋に浮かぶ宝石と紅茶の国、北海道を−回り小さくした国で、豊かな自然と仏教の伝統と歴史に育まれ、 心の豊かな人間性に富んだスリランカが好きになり、教育と医療を中心にしたボランティア活動をすることなり、 新しいボランティア組織「NPO法人 日本・スリランカ友好親善協会」(JSFAA)を平成12年の9月に設立した。 (※スリランカとは、「光り輝く島」の意)
 個人と社会との係わりでは、大きく分けて以下のようになるが、 特に、退職後は地域に溶け込むことができないで、家庭に居ても「濡れ落ち葉」などと 言われるようになってしまう。そういった環境から、自分の居場所を見つけるというか創るのには、 社会貢献としての「ボランティア活動」は有効な手段である。
@学生時代=クラス会、同窓会、クラブ活動等
A社会人時代=会社の組織と人間関係、取引先との人間関係、趣味のサークル活動等
B退職後=町会、老人クラブ、地域サークル活動等
 国際ボランティア活動とは、異なる文化を持つ人々と喜びや悲しみを共有し、 痛みを分かち合うことであり、国境を超えて、平和な希望の持てる共生社会をつくることである。
 福祉、教育、環境、人権、平和など、活動の分野は違っても、かけがえのない命を大切にし、 人がその人らしく誇りを持って生きていけるように支え合っていくことが、 ボランティア活動の共通の願いであり、文化や歴史の違いを超えた、最もベースになる価値観といえる。
 ボランティア(Volunteer)の語源は、ラテン語の「ボランタール」だといわれている。この言葉は、 「自由」「正義」「勇気」を意味している。一人ひとりが自由に幸せに生さていける社会をつくるために、 勇気を出して、自ら進んで活動することが「ボランティア活動」だと言われている。

この後、「ボランティア活動のポイント」と「ボランティア活動の種類」の話があり、 協会のボランティア活動に対する基本的なスタンスと国際ボランティア活動の重要性、 スリランカを対象国として選んだ理由、スリランカの簡単な歴史や現状、政治状況や治安状況等の話がされた。
 特に、戦後、アメリカとソ連が日本を分割統治する考えに対して、 スリランカが「島国を分割してはいけない」と反対してくれたお蔭で、 北海道をソ連に支配されなくて済んだとの秘話や、紅茶の製造工程の話などもされた。











平成13年救急車を贈呈した時の写真

インド洋津波で破壊された家屋 「2.インド洋津波被害と救捜活動」では、昨年の12月26日に起きたスマトラ沖大地震による 「インド洋津波」の規模の大きさと破壊力の凄さ、そして、多くの人々が犠牲になった状況など、 現地視察の状況が話された。
(写真右 インド洋津波で破壊された家屋)
 海岸から300mから500mは、家や建物の全てが流されて原っぱになっていることや、 幼稚園が35名の子供たちと一緒に海の中に持っていかれたとか、 リゾートホテルが70数名の宿泊客ごと海の中に持っていかれたという話がされた。  また、スリランカは町のあちこちに仏陀の彫像を祭っているが、 海岸地帯無傷のまま残っている仏陀の彫像 の仏陀の彫像が大津波を受けたにもかかわらず、無傷のまま残っている姿(左写真 無傷のまま残っている仏陀の彫像 )はとても不思議で、 現地の人々も「これは仏陀の力」と言っていた話しもされた。
 協会としても、復興支擾の救援カンパを行ったところ、中堆協の会員の方も多くカンパを寄せていただき、 社会民主党から50万円、都庁の労働組合から10万円、都庁の退職者全から2万円など、10万円を超えるカンパが 集まったので、3月28日から4月4日の日程でスリランカを訪問し、現地視察の上、 第1次復興支援として100万円をスリランカのサジェット前厚生大臣が組織しているNGOを通じて、 一番被害の大きかったハンバント−タ市の被災地に学校を建設する資金として寄付をしたことが報告された。
 協会としては、5年間位のスタンスで引さ続き「復興支援カンパ」を行うことが話され、 最後にこれまでの協会の主な支援活動の内容が下記のように報告され、講演を終わりました。

質疑では、津波災害に対する被災者の生活や、反政府テロの治安問題などの質問が出された。 以上 

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