![]() ![]() 酒井 登氏
プロフィ−ル昭和29年名古屋大学経済学部卒業後、映機工業(株)に入社。平成6年取締役東京支店長を経て平成8年退社。公職では、昭和57年以降日本視聴覚教育協会、日本映画機械工業会日本映写技術者連盟で委員、理事、常務理事などの要職に就任。昭和59年東京都中推協初代会長に就任。 講 演 の 要 旨
1.閑と暇について
閑と暇の違いは広辞苑でもはっきり書いてないが、暇は「暇をみつけて」というように遣り繰りした時間を指すのに対し、
閑はイコ−ル余裕、全部が誰にも拘束されることのない自分自身のための時間です。仕事を持っていた時代、家族のために使命感を持って働いた勤労時間約10万時間(10時間×250日×40年)に対し、 所謂円熟人生(60〜80歳の場合)の約10万時間(14時間×365日×20年)は、自分のための時間です。 私はこの人生をシルバ−・エイジと云うよりプラチナ・エイジ、更にはアクティブ時間と言いたい。 これだけある時間を楽しく過ごそうではありませんか。 2.隠居と日本文化
隠居という言葉も今や落語の世界で語られるだけですが、仕事を番頭に譲り奥に引っ込んだ後は、
決して金持ちではないが、あくせくすることなく悠々と心豊かな人生を送っている。
この閑=余裕こそが日本文化を形成してきたと云えます。江戸町人文化といわれる俳諧、
川柳、浮世絵等々は、その所産です。いい意味での隠居暮らしを流行らしたい。3.自遊人の私のヒマつぶし
(編者注:講師から自らの一ヶ月毎日の「行動スケジュ−ル表」に基づいて説明された。
ヒマつぶしとは到底云えないような多忙極まりない日程。パステル画、パソコン、マジック、ダンス、
書道、コ−ラスの趣味、習い事をこなし、その上にボランティア、在住する区の委員会やシルバ−大学に出席。
自遊人と云われるが、遊び感覚ではこなせないボリュ−ムでした。)4.ヒマもなかなか忙しい
これだけの日程をこなすと正直云って忙しいが、健康管理には気を配っています。
お勧めは水泳とウォ−キングです。目的意識をもって日程の決まっている趣味の集まりや勉強会に参加すること、
今日は何を着て行こうかと考えることは、活き活きと過ごす元気の源になります。
この気持ちの持ち方こそ一番の健康管理になると思っています。5.何もしなくても気持ち良い
閑の過ごし方は、何もみんなと一緒でなくともよいのです。一人静かに椅子に座って雲の流れをじっと見る、
池に泳ぐ鯉をじっと見てるのもよい。
道端に咲く草花を見て感動できるのは、心に余裕、豊かさがあってのことです。
そのことが自分にとって幸せならば何をしなくともよいのではないか。
バートランド・ラッセルは「怠惰への賛歌」の中でこう書いています。「閑をうまく使うということは、文明と教育の結果できるものだと云わねばならない。 生涯長い時間働いてきた人は突然することがなくなると、うんざりするだろう。 だが、相当な閑な時間がないと、人生の最も素晴らしいものとの縁がなくなることが多い。 多くの人々がこの素晴らしいものを奪われている理由は、閑がないという以外の何ものでもない。」 6.人はさまざま自己流で
人の生き方、考え方は様々です。Going My Wayで良いのではないかと思います。今日の講演は次の言葉で締め括りたいと思います。
「一番星 今日一日の幸せを思う」
(小野寺 記)
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