
暦の上では春となる2月4日(土)、10時30分からBIZ新宿に於いて、恒例の「新春の集い」が開催されました。
第1部は、寺井会長の新春挨拶の後、元広尾病院看護科長 三原芳枝氏をお迎えして、会員にとって関心の高いテ−マ「高齢者の病気と予防」ついて講演していただきました。
第2部の新年会は、12時30分から会場を銀座ライオン都議会議事堂に移して、栗田顧問による乾杯の音頭の後、食事と歓談に、
会の半ばでは山本正章氏の

ハ−モニカ演奏で一同「青い山脈」を歌う一幕もあり、
楽しいひと時を過すことができました。
ただ惜しむらくは、今年の新春の集いを楽しまれた方が、昨年に比して少なかったことです。(第1,2部の参加者はそれぞれ、47名、39名でした)。
来年は旧にもまして多くの皆さんが参加されることを願って止みません。
1964年、入都、都立駒込病院。1997年、都立広尾病院看護科長を最後に退職。
現在は、(社)日本ウォ−キング協会主席指導員、新宿ウォ−キング協会副会長を務める。
(講演要旨)

医療医学の進歩から、医師や薬の世話になり不老長寿を求める風潮がありますが、
「本当にそれでいいのだろうか」と云う思いがあります。高齢者が罹る病の多くは、
「早期発見・早期治療」では遅いのです。また、「勿体ない」という習慣を私達は持って来ましたが、
こと食生活に関する限りは改めねばなりません。年を経るとともに、
生理的老化(臓器の衰え、関節が痛い等々)が始まり、ほっておくと関節の老化が関節痛(病的老化)に
進行していきますが、これらの老化には個人差がありその境界ははっきりしていません。
生活習慣病予備軍と呼ばれる症状は自覚のないまま進行していきます。
食生活の偏りや不摂生が原因の生活習慣病は、体質や病原体が要因となる他の病気と違います。
医師の力、薬の力を借りても直せないのがこの病気の怖さです。
この程度なら「いいじゃないか」と云った生活習慣を本人が変えていかねば治せません。
生活習慣病の最大の原因は肥満です。肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症は「死の四重奏」と云われており、
肥満はその指揮者です。先ず自分の肥満度*1を知っておきましょう。肥満を防ぐ手軽な方法はウォ−キングです。
自分の運動適性心拍数*2と相談して、正しい歩き方を習慣付けて行えば毎日15〜20分で十分です。
運動なくして健康長寿はあり得ません。
*1肥満度(BMI)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
判定:25.0以上…肥満、18.5〜25.0…正常域、18.5未満…やせ。
適正体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
*2運動適正心拍数=最大心拍数(220-年齢)×0.65〜0.75。(70才の場合:90〜112)
健康長寿の基本はなんと云っても「食」です。1)野菜をたっぷり、2)肉より青背の魚、
3)脂肪の摂取量を減らし、4)カルシウムで骨を丈夫に、5)塩分を減らし、6)ビタミン・ミネラルを摂る等々。
健康を守るためには、一人ひとりが健康は自分でつくり、守ることが大切です。
そのためにも、自分の健康状態を、できたら毎日測定・チェックしてください。
1)体重を量る(朝晩の2回)、2)体脂肪を測る、3)血圧を測る(起床1時間以内、23℃等一定の室温。深呼吸3回後に測ると一定する)4)歩数を計る、5)目・舌・手を見る。
文責 小野寺弘隆)